HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)の姉のこと
ご訪問頂きありがとうございます。
私が乳がんと診断されたとき、遺伝性ではないかと疑われた一番の理由がすぐ上の姉が2度乳がんに罹患していることです。
私がHBOCだと分かった時すぐに姉妹にそのことを報告しました。
その時の姉妹の反応はそれぞれでした。
因みに私は四姉妹の3番目。
他の二人はともかく、2度乳がんに罹患しているすぐ上の姉は私の話を聞いて速攻検査を受けると思っていました。
ところが・・・
何だかとっても呑気にしている。
なんだかんだ言って中々検査を受けようとしない。
例え検査を受けてもし陽性だったとしても、う~ん、予防切除するかなぁ・・って感じ。
私なりに分かることや自分の気持ちは全て伝えて、後は姉の決断待ちでした。
今年の初夏、ようやく姉は遺伝子検査を受け予想通りBRCA1が陽性でした。
ところがその後も卵巣卵管の予防切除を受けるのかハッキリせず💦
実は検査を受けた病院は姉が2度とも乳がんの手術を受けた地元の小さな病院。
そこは80歳を過ぎた院長が運営している病院で、姉が二度目にもかかわらず遺伝性のことには全く触れず、姉の話を聞く限り多分トリネガだと思うのですが抗がん剤の話も全く出ずで、大丈夫なのかなぁ??と少々不安に思っていたのです。
(因みに姉は普通の乳がんですとの説明を受けたそうです。)
今年の春に院長が引退し新しいDrが赴任したのでその先生に私の話をし、では血液検査をしましょうということになったそうですが、その際カウンセリングも受けていないそう。
私の場合というか、私が遺伝性かどうかの検査を受けるにあたり、必ずカウンセリングを受けないといけないと説明を受けていたので、流れとしてそういう決まりなのだと思うのですが、、、
それをすっ飛ばしたことにも不安を覚え、ますます大丈夫なのか!?との思いを強めていました。
その姉が先日ようやく重い腰を上げてHBOCの手術を対応してくれる地元の大学病院に行き、初めてカウンセリングを受け予防切除を受ける決心がついたようです。
本人の話では、私の話を聞いた時には未だ病気になっていないのに予防切除をするっと受け入れた私にビックリしたとの事。(自分では熟慮したつもりなのですけどね苦笑)
でもカウンセリングを受けてしっかり数値化されたリスクを聞いて、やはり予防切除をする決心がついたそうです。
卵巣がんになるリスクの数値などは私からも説明していたのですが、流石カウンセリングのプロですね。
説得力が違っていたのだと思います。
とりあえず来月予防切除を受けることが決まり、ちょっと一安心。
後は切除した卵巣・卵管からがん細胞が検出されないことを祈るばかりです。
後の2人のことはまた後日。