『がん治療選択』
ご訪問頂きありがとうございます。
先日のブログにも書きましたが、乳がんになってよく本を読むようになりました。
(もちろんほとんど癌関連)
先日のブログはコチラ☟
ぼく モグラ キツネ 馬 - ~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群) (hatenadiary.jp)
そして一番最近読んだ本がコチラ☟
ジャーナリストである著者は、ある日進行した食道がんであることがわかり東大病院に入院するが、病気の説明に納得できなかったり、手術の執刀医が誰になるか分からなかったり、また術後の生活が想像以上に大変であることを同じ病気を患った知人から聞いたことなどから、本人の気持ちが置き去りにされたまま、まるでベルトコンベヤーに乗せられて治療や治療方針が進んでいくことに疑問を持ち、東大病院を逃げ出し他院へ転院する。
そこで手術をする方向で決まっていたけど、様々な人からのアドバイスや他の医師の話を聞くうち、紆余曲折ありながらも手術を避けて抗がん剤+放射線治療という選択をした。
その過程がジャーナリストならではの鋭い視線で語られていて、あっという間に読み終えました。
命にかかわる大きな病気になったとき、「患者は素人だから先生に全てお任せ」というタイプと「自分の命なのだからしっかりと説明は聞きたいし、素人なりに先生と共に考えながら治療方針を決めていきたい」というタイプの2つに分かれると思います。
私は後者のタイプなので、病気が分かってから色々自分なりに勉強をし情報も集めました。
その過程、診察や治療のことで疑問に思ったことやドクターに不信感を持ったこともあります。
なのでこの本の内容には強く共感しました。
著者のように強い本人の意思、そして数々の出会いやラッキーがなければこのような事は不可能に近いのかも知れません。
それでも自分の体、そして自分の命。
一読の価値はあるかと思います。
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