~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

2020年8月 HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)が原因の乳がんと診断。同9月右乳房全摘+同時再建。同11月左乳房予防切除+同時再建、及び卵巣・卵管・子宮全摘。現在ホルモン療法中。まだまだ世に知られていないHBOCを読者の方々と情報共有できるよう、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めます。

始まり

ご訪問頂きありがとうございます。

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2020年7月17日、この月の14日に市の乳がん検診を受けたブレストクリニックより封書が届きました。

本来なら10日から2週間ほどかかる結果の返信が3~4日で届いたので直ぐに検診に引っ掛かったことが解り、予約を取って7月30日再診へ。

 

そこで右乳房の石灰化とエコーに怪しいところがあるとのことで、拡大マンモグラフィ、針生検を受け、近くの病院で造影剤MRI検査を受けにいくよう言われました。

Drの様子から、今回はセーフではないかも。。。

(今回はセーフでないかもの件は後日書きます)

 

8月8日、再診結果を聞きにブレストクリニックへ。

診察室に入って椅子に座ると、モニターに写ったMRI画像に乳首から下へニョロっと伸びた白い影が目に飛び込んできました。

 

「何これ!?」と思う間もなくDRの口から「これは命は取られないな」と。

 

「やっぱり癌か!」

 

そう思った瞬間、すかさず看護師さんが「先生、生検の結果をまだ言ってないですよ」

 

Dr「ああそうだね」と言いながら書類の束から一枚の紙を引っ張り出したとき、

大きく太い文字でかかれた(悪性)の文字が再び目に飛び込んできました。

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良くないことって、ホント、目に飛び込んでくるのね(汗)

 

 

Drが、「今度はもう少し太い針で組織を取らせてね。」と。

思わず、「今度は太い針ですか!?」

と聞くと、察したNSの方が「大丈夫ですよ。麻酔をしますから」

 

ホッ・・・

 

検査台で準備をしている間NSの方が話しかけてきました。

 

NS「先生から非浸潤性だと聞かれましたか?」

 

私「いいえ」

 

NS「詳しい検査をしてみないとはっきりとしたことは言えませんが、画像で見る限り非浸潤がんだと思われます」

 

そう言われて少し安心していたのですが・・・

 

8月20日、検査結果を聞きに行くと、その安心は木っ端微塵に打ち砕かれれることに。

 

その木っ端みじんに打ち砕かれた検査の結果は以下の通りです。

 

・浸潤がん(硬がん)

・グレード2

・ホルモン感受性(有)

・HER2 1+(陰性)

・Ki67(30%)

 

 

また、私の家族歴から遺伝性の可能性があるとの事で遺伝子検査を勧められました。

NSの方が、「アンジェリーナ・ジョリーがこれで予防的に乳房切除をしたのをご存じですか?」と言われ「はい」と答えると、」「それです」と・・・

 

遠い海の外のお話だと思っていたことが、まさか自分の身に起こるとは。

 

遺伝子検査の結果が+ならば、部分切除ではなく全摘にした方がよいこと。

また、できるだけ早く卵巣・卵管も取った方が良いこと。

 

それもこの日に説明され、

 

この日から私の乳がんからの日々~が始まりました。

 

この記事を書いている今日、手術は未だ受けていません。

 

聞きなれない(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

 

これが原因で乳がんになった方のブログを探してみたのですがなかなかヒットせず、私と同じように診断された方のために、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めようと思します。

「出来るだけ暗くならないように」