~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

2020年8月 HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)が原因の乳がんと診断。同9月右乳房全摘+同時再建。同11月左乳房予防切除+同時再建、及び卵巣・卵管・子宮全摘。現在ホルモン療法中。まだまだ世に知られていないHBOCを読者の方々と情報共有できるよう、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めます。

Oクリニックでの受診(乳腺科・形成外科・リハビリ)

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2020年12月4日(金)

がんセンターでの予防切除後、ちょうど一か月が経ち、この日は予防切除後初めてOクリニックでの受診日です。

Oクリニックは右乳房の癌の切除をしていただいたクリニックです。

 

この日は先ずは午前中に隣の駅にある耳鼻科に行きました。

この耳鼻科への通院は、特に耳や鼻に病気があるというわけではなく、「Bスポット療法」という少し聞きなれない治療をして頂くために2年ほど前から定期的に通っているクリニックです。

この「Bスポット療法」に関しては改めてブログに書こうと思います。

 

お昼ごはんは3か月ぶりのラーメン。

がんになってこういう食べ物は控えていたけど、この日はめちゃくちゃラーメン気分だったので、たまにかいいか!と食べログで見つけたお店へ。

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のだ麺の塩ラーメン(小)

ラーメンを食べて午後からOクリニックへ。

この日先ずはリハビリから。

がんセンターに入院してからリハビリを受けていなかったので、肩はカチカチ。

予防切除した方の胸の痛みも強く、左側のリハビリも自分では行っていませんでした。

 

理学療法士の方とがんセンターでの感想などをお喋りしながら右側のリハビリを受けました。

この後形成外科の受診があるので、次回からは左側のリハビリもしてもらえます。

リハビリをしていただいて肩が軽くなったところで、その後は形成外科の受診。

 

形成外科ではY先生に「どうも左側の方が大きいように思う」と言うと、先生も「間違いなく左側の方が大きいですね~」と。

そうなんです。左側には生理食塩水は未だ250ccしか入っていないのに、右側より大きく見え、また張り感もすごく強いので気になっていたのです。

 

それで来週のがんセンターでの受診で残りの50cc入れることができるのだろうか??と疑問に思っていたところ、Y先生は今のままだと次回は注入しない方がいいとの事。

もしかすると水が溜まっているのかも知れないそうです。

 

Y先生からもがんセンターの方にお手紙を書いてくださるそうなので一安心。

 

その後乳腺外科の受診です。

診察室に入ってから今後のフォローはがんセンターの方でして頂く旨をN先生にお話ししました。

こういう時ってドクターはどう思われるのだろうか?と思っていたのだけど、割とあっさりと「そうですか」と言って紹介状を書いてもらえました。

 

今後Oクリニックでは形成外科とリハビリのみでお世話になることになります。

 

今や病院通いが私の仕事のようになってしまっているので、少しづつ通院日が減ってくれたら嬉しいなぁ。。。

 

2つの病院に入院してみて・・

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2020年9月10日、右乳房の癌の切除手術のために入院・手術をしたのは検診で見つけてもらったブレストクリニックで、こちらは小さな病院にもかかわらず関西では乳がん手術件数においてトップの数を誇っています。

 

手術にあたり後に予防切除でお世話になったがんセンターへ紹介してもらうことも一時は考えました。

というのも、すでにこのがんセンターの婦人科でお世話になっていたので、術後のことを考えると同じ病院の方がいいのでは。。と思ったからです。

 

ですが、他に紹介してもらうとなると手術が遅れてしまうのではないか。

出来るだけ早くがんを取ってしまいたい。

そう考えてブレストクリニックでオペをしてもらうことにしました。

 

こちらのクリニックは小さな病院としてプラスにできることを遺憾なく発揮していたと思います。

 

外来でのナースの方の患者に寄り添うきめ細やかな心遣い。

入院してからは「科」として婦人科や内分泌科はあるものの、ほぼ乳腺外科専門ということもあり、ナースの方には全てをお任せできる安心感がありました。

 

入院中部屋は全て個室だったため他の方に煩わされることも無く快適でした。

また食事もとても美味しくて、食堂まで行って食べることも気分転換になりました。

 

一方、予防切除でお世話になったがんセンター。

こちらは地域で一番と言われているがん専門病院で、入院するまではブレストクリニックのような細やかな対応はあまり期待していませんでした。

 

けれど入院してその考えはいい意味で裏切られました。

がんセンターでのドクター、ナース、栄養士、理学療法士、食事の配膳をしてくださる方など、患者に関わっているすべてのスタッフが細やかな心遣いで接してくださいました。

 

そのプロ意識はとても高く、入院中本当に何度も感心させられました。

 

 

また、主治医に関する感想ですが、

ブレストクリニックのドクターは話しやすくて優しい雰囲気でしたが、一方説明があまりお得意ではないようで、外来においても入院中でも何度か不安になったことがあります。

 

一方がんセンターの主治医は説明も細かく、はっきりとした声でテキパキとお話しされるので私好みの先生です。

 

遺伝性乳がん卵巣がん症候群でこの先も長い期間フォローが必要になってくることを考えると、がんセンターで診て頂く方が良いのではないかと考え始めたころ遺伝カウンセリングの時にチラッとお聞きしてみたのですが、同席した副院長の口ぶりからそれは難しいと思われました。

 

ですが主治医のK先生が「術後、こちらの方で診ていきましょうか?」と仰ってくださったことで、形成外科以外はがんセンターでフォローしていただけることになり、何だかとてもホッとしたのを覚えています。

 

当初は乳がんの初期だとオペで切り取れば終わり。

そう思っていました。

 

けれど少なくとも10年は薬を飲まないといけない。

初期といっても再発や転移の可能性もある。

 そして私の場合遺伝性乳がん卵巣がん症候群であること。

 

以上の理由から今後のことを思うとがんセンターに転院することが出来て本当に良かったと思っています。

 

とはいえ、ブレストクリニックもとてもいい病院だったと思えるし、お世話になったこと、心より感謝しています。

 

 

4か月ぶりのお好み焼き♪

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昨夜の満月が綺麗だったので思わずパシャリ。

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8月に乳がんが分かって以来自宅でのご飯はほぼ「玄米菜食」にしています。

(コレがいいのかどうかはモチロン分からないのだけど・・・)

 

それまでは週末にパスタなどの洋食、お好み焼きや餃子などを焼いてワインやビールなどと共に楽しんでいたのですが、ほぼ4か月、こういったメニューは食卓に並んでいません。

 

夫ちゃんには「食べたかったら作るよ~」と言っているのですが、

rinoちゃんと一緒でいいよ」という言葉に甘えて、私の食事に付きあわせていました。

そんな夫ちゃんの為に昨夜は久しぶりにお好み焼きを焼きました。

 

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昔は関西風お好み焼きだったのですが、広島に赴任していたときに広島風お好み焼きに出会って、以来、我が家では広島風で焼いています。

 

久しぶりのお好み焼き、美味しかった♡

 

ところで、アルコール乳がんには良くないというのを小耳に挟んだので、こちらも控えていました。

昨夜はお好み焼きなのでビールを頂いたのですが、久しぶりのビールはなぜかとても苦く感じて、小さなビアグラスに軽く1杯頂いただけでした。

 

不思議なことにこのビールや大好きなワインもさほど欲しいとは思わず、これまた大好きなお肉も特に食べたいと思いません。

 

今のところ。。

 

ということで、「玄米菜食」特にストレスを感じることなく続けられています。

小松菜の胡桃和え

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久しぶりにお料理の紹介です。

 

*小松菜の胡桃和え(ネットで見つけたもの)

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*小松菜の栄養は以下のとおりです。

ビタミン類ミネラルを多く含み、また免疫力アップに欠かせないβカロテンも多く含みます。

  また、カルシウム鉄分もも多く含んでいます。

 

クルミの栄養

リノール酸ビタミンB1・ビタミンB6・ビタミンC・ビタミンEなどが豊富に含まれており、以下の効能が期待できるそうです。

・悪玉コレステロールの減少心筋梗塞動脈硬化の予防・糖尿病の予防・肥満予防・美肌効果・血液をサラサラ・血圧を下げる・アレルギーの予防、抑制疲労回復1などなど。

 

 これに、大根とキノコの煮物なども加えて、昨夜の夕食です。

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お料理には野菜・海藻・きのこなどを中心にメニューを組んでいますが、

特に抗がん効果があると言われているきのこ類は必ず摂取するようにしています。

術後初の受診(形成外科)

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2020年11月26日(金)

今日は術後初めての受診日で形成外科の診察でした。

 

がんセンターはどの科もめちゃ混みで長時間待たされることが多いのですが、

今日は40分ほどの待ち時間で診察室に通されました。

 

中に入ると執刀して下さったT先生が。

このT先生、とっても美人で明るくてお優しくて。

最近の女医さんは美しい人が多いと思うのですが、T先生もそのお一人です。

 

傷の確認をしていただいた後、エキスパンダーに生理食塩水を50cc追加注入してもらいました。

 

Oクリニックでは1回の注入量が25ccだったのでそれほどの張りは感じなかったけど、流石に50cc入るとかなりの張りを感じます。

 

会計を済まして上本町のキャロットへお買い物。

朝食のポタージュスープのためのブイヨンと、玄米パンにつける黒ゴマペーストをゲット。

 

その後お昼ご飯を食べに事前に決めていたお店へと向かったのですが、そのお店が無い!!

 

1本筋を間違えたのかと思い確認したのですがやはりお店は無く、どうやら他のお店に変わってしまったようです。

 

それからどこでランチをするか、、

ユフラへ行ってみたり、近鉄デパートに行ってみたり、ウロウロしているとめちゃ中華な気分になり、「杯杯天山閣」へ。

こちらのお店随分昔からあるのですが入ったのは今日が初めて。

 

で本日のランチを頂きました。

メインは選べるるのでエビチリをチョイス。

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今日はレディースDayとのことで、これにデザートとコーヒーが付いていました。

 

ご馳走様でした。

執刀医はだれ??

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2020年11月25日(水)

術後21日目、退院後8日が経ちました。

 

今日はがんセンターでのちょっと不思議に思った話をします。

 

がんセンターに入院した当日、乳腺外科、形成外科、婦人科のドクターから次々とオペの説明と承諾書の署名押印の手続きがあり、説明をしてくださった各々の科のドクターは外来で診察をしてくれたドクターと同じだったので、てっきりオペはこのドクター達がしてくださるものと思っていました。

 

婦人科の説明のあと「何か質問はありませんか?」と聞かれたので、主人が「手術は先生がしてくださるのですか?」と聞いたところ、「いえ、私ではありません。

オペは腹腔鏡の認定医がします。もちろん私も持っているのですが・・・」

 

私も主人も???

 

えっ?説明してくれた先生が執刀するんじゃないんだ・・・・

 

 

とりあえずその場はそれ以上何も聞くことはなく、病室に戻ってから病院のHPを確認しました。

説明してくださった婦人科ドクターは部長先生。

それ以外に腹腔鏡の専門医は副部長先生と若手のドクターが一人。

多分婦人科のオペはこの若手のドクターが執刀するものと思われました。

 

この日はこれ以上疑問に思うことも無く翌日オペとなったわけですが、、、

 

 

オペ後一般病室に戻ってきて2~3日経った頃、主人と、ところで各科の私のオペをして下さったドクターは誰だろう??

という話になり、

夫の話では乳腺外科は私の主治医であることがオペ後の説明で分かっているとの事だけど、形成外科と婦人科が誰が執刀したのか分からない。

 

というのも術後診察に来てくださる形成外科のドクターも術前説明をして下さったドクターではなく、初めて見る先生だったからです。

 

それでナースの方に「次々と色々な先生が診察に来てくださって、どの方が私の手術をしてくださったのか分からない。」と言ったのですが、「先生沢山いらっしゃいますからね~」という返事。

 

何だかぼやかされた???

 

もうオペは終わっているので何ということも無いのですが、執刀医が誰か分からないというのは何とも不思議な感じで。

しかも一応手術のお礼は言いたいし。。

 

ということで少し作戦を立てました。

 

毎朝8時頃に診察にきてくださる乳腺外科のドクター。

この方は私の担当医だということが分かり、しかもすごく優しくて感じが良くて、傷を確認した後必ず「何か質問はないですか?」とか「お聞きになりたいことは無いですか?」と聞いてくださいます。

 

聞くならこの先生。

そう思い、術後5日くらい経ってから「ところで先生、乳腺外科はK先生が執刀してくださったのですよね?」そう聞くと、

「ハイ、K先生ですよ。私も助手で入りましたけど」

「そうですか。ありがとうございました」

「それで、形成外科と婦人科はどの先生ですか」

 

「形成外科はT先生です」

婦人科は当初HPで見て検討を立てていたドクターで、助手がいつも病室に来てくださる先生、あと部長先生も見守りで入ってくださっていたとの事。

 

その後形成外科のT先生が来られた時に、「T先生、私の手術をしてくださったのですよね?」と言うと、何だかT先生、う、う~ん、というスッキリしない態度。傍には部長先生のお姿も。

 

とっさに「手術のお礼を言っていなかったもので。ありがとうございました。」

 

そう言うと少しにっこりはされたのですが。。。

やっぱり執刀医が誰なのかあまり知られたくないの??

という不思議な感じ。

 

 

とはいえ、この日ようやく全ての科の執刀医が判明しました。

 

今の病院のシステムがそうなのか。

このがんセンターがそうなのか。

 

よく分からないのですが、執刀医が誰か分からないということがしばらく続いた不思議なお話でした。

 

がんセンターの食事

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2020年11月23日(月・祝)

今日は術後19日目、退院後6日目です。

 

体力が徐々に戻ってきたのか、昨日は退院後初めてのお散歩に行きました。

とはいえ、かなり短いコース。

スーパーまでの道中ちょっと遠回りして20分ほど歩いてみました。

 

おかげでここの所夜になると耳鳴りがしてあまり眠れなかったのですが、昨夜はぐっすり眠ることができました。

 

さて予防切除でお世話になったがんセンター。

こちらの病院食のお話です。

 

昔に比べると病院食、すごく良くなりましたよね。

乳がんのオペでお世話になったブレストクリニックでもそれは感じていて、昔の味気ないご飯では全くなく、全食美味しくいただきました。

 

今回はお腹の中を触っているので最初の食事はおもゆとコーンスープでした。

もちろん食欲は全く無く、コーンスープを一口、二口ほど。

その後、3分がゆ、5分がゆ、7分がゆ、その後普通食となってもなかなか食欲が出ませんでした。

 

そんな折体重測定のとき、「思ったより体重が減っていない・・」とつぶやいた私にナースの方に「食事があまり食べられていないのですか?」と聞かれたので、食欲がないことと、食事にほとんど汁物が付いてこないことが原因かも。

そう伝えました。

 

それからしばらくして栄養士さんが訪ねてこられました。

汁物がないことで食べにくいのであれば、主食のご飯を麺類に変えてみますか?と提案されたのでそれでお願いしました。

 

それからはの主食は、お蕎麦であったりうどんであったり温かいそうめんであったり、時にはラーメンなんて日もありました。

 

以降毎回ほぼ完食できるようになり、徐々に体力も回復していったように思います。

やはり人間は口から物を食べないと。。。ですね。

 

がんセンターではお昼と夜の主菜は2種類から好きなものを選べます。

これだけでも有難いのに、こんな風にきめ細かな対応をしていただけるなんて、少し驚きました。

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主食ご飯のとき

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主食麺類

またがんセンターでは土曜日の昼食と夕食に特別食を選択できます。


これはプラス600円を支払うと少しゴージャスな食事を出してくれるというものです。

この特別食、何時申し込みをするのかわからず金曜日の夕食を持ってきてくださった厨房スタッフの方にお聞きすると、申し込みは木曜日だとのこと。

そんな用紙は付いてこなかったと言うと特別食は主食がご飯の人のみとのことでした。

 

それで仕方なく諦めたのですが、翌朝別の厨房スタッフの方が来られて特別食を出せるので選んでくださいと、用紙を持ってきてくださいました。

 

そうして選んだのがこのパエリア

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特別食のパエリア

これは嬉しかったですね。

こんな直前にも関わらず、しかも申し込み期限が過ぎていて諦めていたのに対応して下さるなんて。

 

がんセンターではこのように食事に限らず、本当にきめ細かい看護や対応をしていただけました。

 

改めて感謝いたします。