~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

2020年8月 HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)が原因の乳がんと診断。同9月右乳房全摘+同時再建。同11月左乳房予防切除+同時再建、及び卵巣・卵管・子宮全摘。現在ホルモン療法中。まだまだ世に知られていないHBOCを読者の方々と情報共有できるよう、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めます。

執刀医はだれ??

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2020年11月25日(水)

術後21日目、退院後8日が経ちました。

 

今日はがんセンターでのちょっと不思議に思った話をします。

 

がんセンターに入院した当日、乳腺外科、形成外科、婦人科のドクターから次々とオペの説明と承諾書の署名押印の手続きがあり、説明をしてくださった各々の科のドクターは外来で診察をしてくれたドクターと同じだったので、てっきりオペはこのドクター達がしてくださるものと思っていました。

 

婦人科の説明のあと「何か質問はありませんか?」と聞かれたので、主人が「手術は先生がしてくださるのですか?」と聞いたところ、「いえ、私ではありません。

オペは腹腔鏡の認定医がします。もちろん私も持っているのですが・・・」

 

私も主人も???

 

えっ?説明してくれた先生が執刀するんじゃないんだ・・・・

 

 

とりあえずその場はそれ以上何も聞くことはなく、病室に戻ってから病院のHPを確認しました。

説明してくださった婦人科ドクターは部長先生。

それ以外に腹腔鏡の専門医は副部長先生と若手のドクターが一人。

多分婦人科のオペはこの若手のドクターが執刀するものと思われました。

 

この日はこれ以上疑問に思うことも無く翌日オペとなったわけですが、、、

 

 

オペ後一般病室に戻ってきて2~3日経った頃、主人と、ところで各科の私のオペをして下さったドクターは誰だろう??

という話になり、

夫の話では乳腺外科は私の主治医であることがオペ後の説明で分かっているとの事だけど、形成外科と婦人科が誰が執刀したのか分からない。

 

というのも術後診察に来てくださる形成外科のドクターも術前説明をして下さったドクターではなく、初めて見る先生だったからです。

 

それでナースの方に「次々と色々な先生が診察に来てくださって、どの方が私の手術をしてくださったのか分からない。」と言ったのですが、「先生沢山いらっしゃいますからね~」という返事。

 

何だかぼやかされた???

 

もうオペは終わっているので何ということも無いのですが、執刀医が誰か分からないというのは何とも不思議な感じで。

しかも一応手術のお礼は言いたいし。。

 

ということで少し作戦を立てました。

 

毎朝8時頃に診察にきてくださる乳腺外科のドクター。

この方は私の担当医だということが分かり、しかもすごく優しくて感じが良くて、傷を確認した後必ず「何か質問はないですか?」とか「お聞きになりたいことは無いですか?」と聞いてくださいます。

 

聞くならこの先生。

そう思い、術後5日くらい経ってから「ところで先生、乳腺外科はK先生が執刀してくださったのですよね?」そう聞くと、

「ハイ、K先生ですよ。私も助手で入りましたけど」

「そうですか。ありがとうございました」

「それで、形成外科と婦人科はどの先生ですか」

 

「形成外科はT先生です」

婦人科は当初HPで見て検討を立てていたドクターで、助手がいつも病室に来てくださる先生、あと部長先生も見守りで入ってくださっていたとの事。

 

その後形成外科のT先生が来られた時に、「T先生、私の手術をしてくださったのですよね?」と言うと、何だかT先生、う、う~ん、というスッキリしない態度。傍には部長先生のお姿も。

 

とっさに「手術のお礼を言っていなかったもので。ありがとうございました。」

 

そう言うと少しにっこりはされたのですが。。。

やっぱり執刀医が誰なのかあまり知られたくないの??

という不思議な感じ。

 

 

とはいえ、この日ようやく全ての科の執刀医が判明しました。

 

今の病院のシステムがそうなのか。

このがんセンターがそうなのか。

 

よく分からないのですが、執刀医が誰か分からないということがしばらく続いた不思議なお話でした。