~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

2020年8月 HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)が原因の乳がんと診断。同9月右乳房全摘+同時再建。同11月左乳房予防切除+同時再建、及び卵巣・卵管・子宮全摘。現在ホルモン療法中。まだまだ世に知られていないHBOCを読者の方々と情報共有できるよう、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めます。

予防切除後の痛み

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2020年11月20日(金)

術後16日目、退院後3日が経ちました。

 

今日は術後の痛みと痛み止めのことを、右乳がんのオペをしていただいたブレストクリニックと予防切除をしていただいたがんセンターとで比較もしながら振り返っていきます。

 

術後の痛みについては個人差もあるかと思いますが、一般的には乳がんの術後の痛みはそれほど強いものではないようです。

それは筋肉を触らないことと体表の痛みはさほど強くないことによるもののようです。

 

私の姉は2度乳がんのオペをし2度とも部分切除でしたが、痛み止めは必要ないくらい軽かったそうです。

 

一方私は両胸とも再建をしているのでそれなりに痛みがあります。

これは大胸筋と小胸筋の間を剥離し、そこへ皮膚を伸ばすためのティッシュエキスパンダーを入れるためのようです。

 

 

術後1~2日は神経がマヒしているのかそれほど痛みは感じませんでしたが日に日に痛みが増していき、それは退院してからも続きました。

 

痛み止めに関してはブレストクリニックではロキソニンジェネリックを処方してもらいましたが、術後2日目あかりから飲むのは1日に3回までと言われ8時間毎になりました。

 

強い痛みを感じるようになったのはそのころからで、痛み止めを飲んでもほとんど効いていないようでした。

とはいえ、4~5日後からは服用は夜のみとしたのですがこの夜の痛み止めは退院後1か月ほどは必要でした。

 

一方がんセンターでは痛み止めは6時間以上空ければOKとのことで、痛みにより動けないよりもしっかりと痛みをとって歩いたり動いたりする方が術後の回復にはいいとの事。

そのせいか入院中はがんセンターの方が痛みは軽く感じました。

ですが、退院の前日エキスパンダーに生理食塩水を50cc足したのですが、その後は結構な痛みが出てきました。

 

今現在も夜の痛み止めは必須、日によっては朝も服用しています。

 

 

同じ手術をしても病院によって考え方は色々ですね。

 

一方腹腔鏡での卵巣・卵管・子宮全摘出の方の痛みは術後当夜はそれなりにありましたが、その後は腹圧をかけなければ大した痛みではありませんでした。

 

昔開腹術で子宮筋腫のオペをしたことがあるのですが、その時の痛みときたら「壮絶」の一言でした。

痛み止めを打ってもらってもお腹の中に焼け火鉢を当てられたような激しい痛みが減ることはなく、眠気が襲ってきて2~3時間眠り、目が覚めたらまた激痛。それが翌朝まで続きました。

 

今の医療の発展が術後の痛みをこれほど軽減するなんて、有難いことです。

 

痛みがあるうちはそちらにエネルギーが奪われるのか、なかなか体力も回復しないように感じました。

 

今はこの痛みが少しでも早く少しでも軽くなることを願っています。