術前遺伝カウンセリング
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2022年10月29日(木)
この日は3度目の遺伝カウンセリングでした。
術前の乳腺外科の診察のときドクターからがんセンターでもカウンセリングを受けてくださいと言われていました。
予防切除のための一連の流れのようです。
約束の時間に指定された部屋にいくとカウンセラーの方だけでなく、乳腺外科のT副院長先生もいらっしゃいました。
がんセンターでは遺伝性乳がん卵巣がん症候群の担当医だということを2度目のカウンセリングのときに聞いていたのですが、ドクターも同席するとは思わず、やはり未だ発症していない臓器をオペで取るのは簡単なことではないのだと改めて思いました。
3度目になりますが、今回も家族歴の聞き取りから始まり、予防切除をした場合の生存率の違いなどが乳房・卵巣卵管に分けて各々説明がありました。
その後、私の受ける手術の内容、そのメリットとリスク等々、丁寧に説明してくださいました。
その話の最中、T先生が「あ、子宮の切除も希望されているのですよね?」と仰り、
母が子宮体癌で亡くなったこと。私自身も体癌の検査にひっかかったことがあり今もこのがんセンターでフォロー中であること。今飲んでいる薬が体癌のリスクを上げること、そして筋腫をもっていることなどの理由から一緒に切除してほしいとの希望を出していると言うと、
「大丈夫ですよ。筋腫があるなら一緒に切除できます」
あ~良かった。。。
遺伝性乳がん卵巣がん症候群の場合、数字的には卵巣がんに罹るリスクの方が高いのでしょうけど、母を体癌で亡くし、自身も一度検査にひっかかった身としてはコチラの方が怖いんですよね。
女性の性にかかわる器官を全て失い、少し寂しさもあるし重い決断ではあったけど、折角検査をしてBRCA1が陽性だと分かったのだから、これを知ったのち今後不安におびえながら生きていくことを思えば、この決断で良かったと思っています。
もちろん、先の乳がんの再発や転移も可能性としてはあるわけで、予防切除をしたからもう大丈夫!とはならないのは十二分に分かってはいるけれど、
もし切除しないで卵巣がんになったときに「あの時切除すれば良かった」と後悔したくない。
その思いが私の背中を押してくれた一番の理由だと思います。
明日は乳がんのオペをしてくれたブレストクリニックの受診です。
毎日のように通院が続きますが、頑張っていってきます。