~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

2020年8月 HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)が原因の乳がんと診断。同9月右乳房全摘+同時再建。同11月左乳房予防切除+同時再建、及び卵巣・卵管・子宮全摘。現在ホルモン療法中。まだまだ世に知られていないHBOCを読者の方々と情報共有できるよう、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めます。

予防切除の術前診察

ご訪問頂きありがとうございます。

 

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2020年10月22日(木)

今日は11月4日の健側乳房及び卵巣・卵管予防切除のための形成外科と婦人科の診察がありました。

 

先ず朝一に形成外科の診察。

担当してくださるK部長先生、

とても穏やかそうで感じの良い先生でした。

すでに患側で同じ手術をされているのでお分かりかとは思いますが、といいつつ、手術に伴うリスクについて紙面を一緒に確認しながら丁寧に説明してくださり、

その後診察となりました。

 

すでにエキスパンダーの入っている側をご覧になり、「とても綺麗に入っていますね」

「出来るだけ同じようになるよう努力はしますが、全く同じにできるという保証はないので、その辺りはご了承くださいね」と。

そして2~3回、質問は無いか?分からないことは無いか?と問いかけてくださり、

診察終了。

 

その1時間後婦人科の診察の予定だったのですが、何と4時間待ち!

お昼過ぎ、「腹が減っては戦が出来ぬ」と、途中抜けさせてもらい病院1階のレストランへランチに行きました。

 

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ここのレストランは何度か利用しているのですが、優しいお味で美味しくて、病院の中の食堂とは思えません。

今日は地中海風和風ランチにしました。

 

腹ごしらえを済まし、後は待合室でひたすら待ちました。

もしかして忘れられてる??と思い始めたころ、ようやく診察室上部にある電光掲示板に私の番号が。

 

ふぅ~

もう少しで呼ばれる。。

 

その後しばらくして診察室に呼ばれ入ると、部長のK先生。

椅子に座ってから簡単な挨拶ののち、

「遺伝性乳がん卵巣がん症候群の予防切除に関わる研究に対する協力のお願い」

と書かれた用紙を出され、自宅に帰って内容を読んでいただき、協力をしていだだけるならサインをお願いします。と仰いました。

 

日本でこの予防的的切除をした人は未だ数百人程度だそうで、もっとデータを集めないといけないそうです。

 

もちろん協力はさせていただきます。

こんなことでしかお返しできないので。

 

それで診察に入る前に、私の方から「母が子宮体癌で亡くなっていること。私も少し前体癌で出る癌細胞の芽みたいなものが頸部で出たこと」などを話し、一緒に子宮を取っていただくことが可能か聞いてみました。

 

K先生「う~ん」としばらく呻り、「60代で筋腫の手術となると、保健が通るか分からないんですよね」と。

 

そっか、そんなに簡単なことではないのね。。。

 

と言って簡単に引き下がる気はないので、一応検討していただくようお願いしておきました。

 

BRCA1ポジティブだと卵巣がんのリスクが上がることはよく分かっているのだけど、母を子宮体癌で亡くし私もその検査で一度引っ掛かっているので、自分的には卵巣がんよりも体癌の方が怖いんですよね。

 

とはいえ、今日は良いことも一つありました。

 

私は30代で子宮筋腫の手術をしていて大きくお腹を切っているので、癒着などの心配があり内視鏡での手術は無理だと思っていました。

けれど婦人科ドクターは「大丈夫ですよ。問題ありません」と。

 

良かった。

切腹するのと、小さな穴を数個開けるだけとはエライ違い。

 

体への侵襲、術後の痛み等を考えると断然こっちの方がいいに決まってる。

 

これで子宮も取れたら万々歳なのだけど ☜ シツコイ(笑)

 

まぁ、この件は手術当日には分るでしょう。

 

 

明日はまたまた朝から麻酔科や乳腺を執刀してくださる先生の診察、服薬外来、入院説明など盛りだくさん。

 

一日仕事になると思いますが、がんばります。