~乳がんからの日々~HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)

2020年8月 HBOC(遺伝性乳がん卵巣がん症候群)が原因の乳がんと診断。同9月右乳房全摘+同時再建。同11月左乳房予防切除+同時再建、及び卵巣・卵管・子宮全摘。現在ホルモン療法中。まだまだ世に知られていないHBOCを読者の方々と情報共有できるよう、また自身の備忘録も兼ねてブログを始めます。

乳がん手術当日

2020年9月14日 乳がん手術当日

11:45からの予定が少し早まり、11:00開始になりました。

 

手術室までは歩いていき手術台に上がると、私に声をかけながらナースの方がテキパキと体に色々なものを取り付けていきます。

 

30代半ばに全身麻酔の手術を受けたことがあり、その時は手術室に向かう30分位前に鎮静剤のようなものを打たれました。

そのせいか、手術室に向かうストレッチャーの上で妙に気持ちが落ち着いていくのがわかり、恐怖感は全くありませんでした。

 

ここでは歩いていくからか麻酔科のドクターの方針なのか事前の鎮静剤は無かったため、手術台の上に横たわると自分でも心臓がドキドキするのを感じました。

脈拍計のピッピッと鳴る音が早かったので、かなり脈が早くなっていたのでしょう。

ナースの方か麻酔科のドクターか分かりませんが、「ちょっとドキドキしてる?」

「ハイ」と答えると「そりゃ、怖いよね」

 

(当ったり前だのクラッカー)

手術台の上でしょーもないギャグが思い浮かびました(笑)

 

 

「点滴に痛み止めを入れますよ~」、「口に酸素マスクを付けますよ~」の声を最後に意識は無くなり、、、

 

「RIinoさん、手術終わりましたよ~」

 

目が開いて首を少し動かすと、先ず始めに3時を指す時計が目に飛び込んできました。

 

かすれた声で「リンパに転移はありましたか?」

「ありませんでしたよ」

 

ホッ。

そこが一番心配だったんだ。

 

回復室では1時間くらい過ごしたのでしょうか。

その後主人の待っている自分の病室に戻り、そこで少し主人と話をしました。

 

以前お腹の手術をした時とは全てが違っていました。

あの時は喋るなんてことは全くできなかったし、激しい痛みで体を1cmたりとも自分で動かせなかった。

 

同じ全身麻酔でも手術の場所が違うとこんなにも違うものなんだ。

 

病室に戻ってきて1時間後、NSの方が「おしっこの管をはずしたいのでトイレまで歩いてみましょうか。」

 

「痛くて歩けません」 (☜って、これはウソで、痛みが激しくなってからの痛み止めは効きが悪いことを知っていたので、早めにもらうことにしたのです(笑))

 

「じゃあ、痛み止めを飲みましょう」と言ってロキソニンと胃薬をくれました。

 

それが効いてきたと思われる頃、おしっこの管を外してナースに付き添われながらトイレまで歩いていく。

小さな歩幅ながら思いのほかしっかりとした足取り。

無事トイレを済ませて病室に戻り、また主人と会話。

 

 

夕方主人が帰るときエレベーターの前まで送っていこうと一緒に歩いていくと、ナースステーションにいたナースの方々が一斉に私をみてぎょっとした表情になり、一人が「どこへいくんですか?」

「エレベーターの前まで主人を送ろうと思って」

 

「出血しやすいので今日は安静にして、歩くのはトイレだけにしてください」

 

「ハーイ」

 

こうして、手術当日は過ぎていきました。